2024年1月の電気代(一条工務店i-smile+蓄電池2台)

2024年2月7日

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こんにちわ@・ェ・)めー。

一条工務店のi-smile+で建築したわが家の2024年1月の電気代についてお伝えします。

2024年1月の電気代まとめ

一条工務店のお家に入居して1年が経ち、2度目の1月を迎えました。相変わらず全館床暖房の満足度は高いです。お家によって求める室温は変わりますが、わが家は寒くなければOKというくらいがちょうど良く感じています。冬の寒い時期で床も壁も室温も寒くないというのは本当に快適、そんなわが家の電気代はどのように変わったのか見ていきましょう。

1月の電気代トピックス

1月の電気代は28kWh買って737円でした

蓄電池を1台から2台にした効果を検証しました

住まいと暮らしについて

わが家の建物と暮らし方はこちらです。

建物

一条工務店i-smile+(2022年末引き渡し)、6地域(関東のどこか)、延べ床面積30坪、Ua値0.36(G2.5)、C値0.5、太陽光パネル13.475kW、売電単価17円、蓄電池14kWh(実効容量は12.4kWh。2台設置しました)

オール電化なのでガス代はなし、電気は基本料金のかからないlooopでんきと契約しています。

暮らし方

PCを使った在宅勤務、料理それなり食洗機は毎日使用、洗濯機は乾燥まで実施、お風呂はほぼ毎日お湯張り。冬期は24時間全館床暖房。26度か27度に設定しています。

室温について

温湿度が比較的安定している1階寝室の推移はこんな感じです。

最高24.9度、最低19.7度、平均21.9度、絶対湿度の平均は9.61gでした。6.71gを記録した日は室内保管の自転車を出した際に外気が入ってきたことによるものです。

先月からの結果とほぼ変わらず安定した温湿度になりました。特に湿度が安定していますね。全館加湿器の効果もありますが、お風呂に入った後はフタを開けておくことで自然の加湿器となるよう意識していたのでそれも効果があったと思います。

電気代と売電収入と収益

1月のlooopでんきのご利用請求明細はこんな感じでした。

ヒツジさん

1月(12月17日〜1月16日)の電気代は28kWh使って737円になりました

オオカミさん

実家の両親はもはや信じてもらえない金額

1月も24時間全館床暖房を稼働しています。1年で一番日照時間の短い太陽光発電にとって不利な1月でも電気代の請求が700円台という、今月も見たことない金額となりました。

1月(12月17日〜1月16日)の電気代の収支はこんな感じです。1月の電気代と比較して冬期のlooopでんき+蓄電池2台効果が出ているのが分かります。1月から始まるグラフなのでちょっと見づらいですが、よかったら過去記事と合わせてご覧下さいませ。

パワーモニターの実績と自家消費率とエネルギー自給率

ヒツジさん

パワーモニターからみた1月(1月1日〜1月31日)の実績です

エネルギー自給率(電力自給率)は95.8%となり昨年1月(69.5%)と比べて26.3%も上がりました。自家消費率も昨年の49.3%から大きく上昇して66.7%になりました。

蓄電池2台でも冬期は買電ゼロ・オフグリッドを実現できないことの予測は付いていましたが、エネルギー自給率が95%というのは想像以上に良い結果となりました。買電量は極端に少なく、737円という請求額の通り電気代は誤差・小銭レベルの結果です。

自家消費率
(発電-売電)/発電 【太陽光で発電した電気の中で売電以外に使った電気】
エネルギー自給率 (電力自給率)
(消費-買電)/消費 【消費電力のうち買電以外の太陽光由来の電力】

蓄電池を2台に増設した効果の検証

2024年1月の買電削減量

わが家は2022年の末に入居していますので新居で過ごす2度目の冬となります。入居時点では蓄電池が1台でしたが現在は2台、蓄電池の実効容量が6.2kWh増えていますのでその効果を確認していきましょう。

年月発電消費買電売電充電放電自家消費率エネルギー
自給率
平均
買電単価
2023年11月34.00円
2023年12月34.67円
2023年1月114674022658124319349.3%69.5%37.26円
2024年1月11537213038437329666.7%95.8%26.32円
2025年1月予想37.34円

それでは2023年1月と2024年1月で比較を行います。発電量は約1,150kWhとほぼ同じ発電量なので比べやすいですね。

まずは消費電力が少し下がっていますがこれは暖冬の影響でしょう。2024年1月は晴れて暖かい日が続き、降雪もなく寒波もごくわずかでしたので暖房にかかる電力が去年に比べて少ないと思います。

一方で買電が226kWhから30kWhへ大幅に減少しており蓄電池増設の効果が表れています。充電量が増えた代わりに売電量が581kWhから384kWhになり、金額換算で3,179円の減少がありました。

買電削減量は226kWh-30kWh=196kWhですので、平均買電単価の26.32円を掛けると5,159円になります。そこに減ってしまった売電額を引くと5,159円-3,179円=1,980円の2台目蓄電池メリット額がありました。真冬の蓄電池メリットが1,980円しかないのはちょっと少なすぎではないでしょうか。

2023年の電気について

さてさて、電気代を計算する上で2023年が特殊な環境だったことは考慮が必要です。2023年は電気代が安い要因がたくさんあるので、これからの基準はそれらを取り除く必要があります。

まずは政府の補助金です。1kWhあたり3.5円の値引きが実施されています。補助金は過去に7円から3.5円に縮小しており、来年以降はこれがなくなることを想定します。

次に電気料金自体の値上げです。容量拠出金の創設に伴い各社が値上げを実施しました。Looopでんきで東京電力管内の場合、1.79円の値上げとなりました。

続いて再エネ賦課金の上昇です。2022年から2023年にかけて燃料調整費の急上昇に伴い再エネ賦課金の減少が発生しました。現在の燃料調整費は比較的落ち着いているため2022年と同水準に戻ると予想しています。その差額は2.05円です。

最後に暖冬補正です。わが家の平均買電単価は2023年11月が34.00円、12月が34.67円でしたが2024年1月は急激に低下して26.32円でした。暖冬と晴れの日が続いたためと思われますが、さすがに26円台は安すぎで昨年の4月、9月の水準です。そのため30円を基準価格とする補正を行います。

26.32円(1月平均買電単価)+1.79円(値上げ額)+3.5円(補助金終了)+2.05円(再エネ賦課金の上昇)+3.68(暖冬補正)=37.34円(2025年1月の想定買電単価)

37.34円の想定買電単価で計算すると買電額減少のメリットは7,468円に増加します。

7,468円-3,179円=4,289円が2台目蓄電池メリット額になります。

2台目蓄電池費用回収までの期間

この結果を元に去年の買電量から蓄電池を2台にした際のメリットを計算すると概算で年間約32,000円となりました。

平均買電単価が毎年2%上昇するという仮定では17年で2台目蓄電池のメリット額合計が60万円を超えるので、このあたりで設備費用の回収目処が立ってきます。もちろん地域や家族構成、電気の使い方によって結果は大きく変わりますので各ご家庭に合わせて試算することが大切です。

資源エネルギー庁の資料によると電気代の単価は過去11年で31%の上昇を記録しています。毎年2%の上昇は11年で31%よりも少し控えめな数値ですので、ある程度は現実味のある試算かと思います。

Q. 電気料金はどうなっていますか?
A. 東日本大震災以降、電気料金は上がっています。原油価格の下落などにより2014~2016年度は低下しましたが、再び上昇傾向です。

家庭向け 2010年度比約31%上昇

https://www.enecho.meti.go.jp/about/pamphlet/energy2022/002/

単純な電気代削減効果で計算すると回収までにはだいぶ時間がかかりそうです。わが家では将来電気自動車の導入で太陽光と蓄電池を活用することを計画しています。いわゆるガソリン代が本当にゼロ円で車に乗れたら家計のメリットは相当なものです。いつになるかはまだまだ未定ですが気長に楽しみにしています。

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